思ったよりもホワイトな中小企業製造業と、思ったよりもブラックな公務員
子育てに理念を 子育てフィロソフィ代表の山本です。
先日、地元の製造業の中小企業社長さんと、学生さんが集う会に伺う機会がありました。
そこに参加の社長さんは、地元の中小企業のものづくりの面白さを語り、その話に思わず引き込まれました。
「こんな、田舎だし。社員も大企業に比べたら、地元出身の少ない人数。でも、世界に誇れるオンリーワンの技術もいくつもある。世界を相手に、大企業を相手にできる面白い仕事だよ」
という、ものづくりの熟練した技術者達、そして、それを支える文系社員の熱い仕事ぶりを聞いて、本当に地元を誇りたくなりました。
しかし、それを聞いていた学生さんが、遠慮がちに
「仕事のやりがいはそれでありそうで素晴らしいのですが、私は、生活がきちんと営めて、家庭を作れるようになりたいんですが…」
ということを質問されていました。
学生さんは、やりがいはもちろんですが、ワークライフバランスを重視しているようでした。
すると、社長さんは
「どうしても、大手の24時間稼働中の工場が故障するなどして、『自分のところしか修理できない』という時は、職人さん総出で、直るまで仕事のこともあります。でも、そうでない時はみんな定時に帰りますよ」
とのことでした。
詳しく聞いてみると、もちろん突発的なことがあると忙しいのですが、
基本、定時に帰れる。
育休・産休は昔から普通に取れている。
育休明けは、本人と話ながら基本的に同じ職に戻る。
女性の勤続年数はとても長い。
という実態だそうでした。
なんとなく、残業が多そうで、結婚したら退職させられそうなイメージ(私だけでしたか…?)の中小企業の製造業。でも、そうではないとのことでした。
確かに、地元の中小の工場の多い地域は、夕方の5時6時に帰宅ラッシュがあります。その時間にお家に帰れる人が多いということですよね。
社長さんが言うには
「公務員さんや大企業さんは、組織が大きいから書類の仕事が多くなる。でも、中小企業の製造業はラインを動かして、商品を流してなんぼ。書類の仕事はそこまで多くなく、そこまで常習的な残業はない」
ということでした。
もちろん、中小企業はピンからキリまでいろいろあり、ここでお会いしたのは、中企業でも素晴らしい皆さまばかりでした。実際は違うところもあるでしょう。
でも、鬱で退職するほど残業している公務員よりも、この製造業の中小企業は「働きやすい」環境であると思えます。
いろいろなカテゴリーの職種の中に、働きやすい職場がそれぞれにあることを、私も伝えていきたいと思いました。
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