山本ユキコの子育てフィロソフィ

子育てを会社でシェアしよう。子育ての体系的な知識と知見を会社でシェアして、働きやすい企業文化を育成

子育てを会社でって、ハードル高すぎない? 理念3: 直接子育てが難しいなら、間接子育てで支援

f:id:kosophi:20160805120903j:plain

事務長「子育てを会社でシェアするっていうけれど、正直、私も赤ちゃんを見るの?無理だから。ほんと。ハードル高すぎるしくみだよ」

 

f:id:kosophi:20160809110920j:plain

企業の子育てに理念を作る 子育てフィロソフィ代表 心理学博士 山本ユキコです。

子育てのシェアは、あくまで「ボランティア」として、望んでできる人が参加してください。(ここでのボランティアとは、無料との含みはなく、志願できる人がするという意味です。できれば場合にはよりますが、子育てのシェアは手当てが発生する方が理想的です)

保育士の養成校でも、実習が途中で中止になってしまうような学生が少数ながらいたりします。子どもを見ることは無理だということで、進路変更を余儀なくされることが少数ですがあったりします。

そういった人が、会社の業務として子育てをさせられるのは、預ける側も、預かる側も苦痛でしょう。

直接的に子育てに参加できない人は、間接的に子育てに参加しましょう。子育てに時間をとられる同僚の仕事のフォローを、間接的な子育てと考えます。子どもの迎えのために早帰りをした社員のフォローをすることで、あなたも子育てに参加しているのです。

もちろん、子育て中の社員のフォローをするために、さばききれないほどの仕事が、一部の社員に常態的に負担がかかるなら、それはそれで改善するべき状況です。長時間労働は、日本として改善するべき課題だからです。

むしろ、長時間労働を企業全体で一気にやめる。思い切って禁止することで、業務の効率化が図れ、その年から業績がアップするということもあります。ワークライフバランス社の小室さんが国内外の事例をあげて、具体的に紹介もしています。

女性活躍 最強の戦略 (日経DUALの本)

女性活躍 最強の戦略 (日経DUALの本)

 

 子育ての研修とシェアは、子育て支援として、時短の仕組みを取り入れたが、うまく回らない。子育て支援に対して、企業風土がなじんでいないのではないかと思う。そういう時に、ぜひ追加として、取り入れてもらいたい仕組みです。

子育ての研修とシェアによって、うまく動かなかった時短などの子育て支援のシステムが、上手く動き出す手助けになるでしょう。子育て中の社員が働きやすく、中途でやめることなく、長期にわたって、有能な人が働いてもらえる職場環境が実現するツールになります。

企業が今、社員の子育てに本気で力を出すことで、子ども達の世代にとって、孫の世代にとって、日本を暮らしやすい国に変えることができるのです。 

山本ユキコを企業研修に呼んでください。子育てを会社で研修し、シェアする取り組みについてお話します。現場からのご意見を聞かせてください。