山本ユキコの子育てフィロソフィ

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日本の共働き世帯の家事分担率は夫2:妻8で著しく遅れている

子育ては企業でシェアしよう。子育てフィロソフィの山本ユキコです。

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実は、日本の共働き世帯の家事分担率は夫2:妻8で先進国の平均、夫4:妻6の負担率を大きく下回っています。
日経デュアル データで見る夫の家事分担率より

「家事と子育ては妻がするべきである」という文化的な幻想が一つの原因でしょう。

日本の熟年離婚仮面夫婦、産後クライシス、少子高齢化の「個人で改善可能な原因」を一つだけあげろと言われたら「妻の家事・育児負担の多さ」であると私は断言します。 

「家事と子育てを妻がするべきである」

という文化的な幻想に乗っかって、育休産休中に妻が無理してイライラしながら家事育児を一人でやっていることが、ほとんどの問題の原因です。私たちの上の世代の母たちは、働きながら子育てと家事・育児をして、気が付くと、子どもが大きくなっても家事はほとんど妻がしており、自分の負担を減らすことができていないのです。

日本を暮らしやすい文化的な先進国にするために、子どもが小さいうちに夫に4割の家事負担をしてもらいましょう。
(ホントなら、5割でもいいくらいですがここは先進国の平均に合わせておきます)
 
しかし、私が公務員をしている夫に、4割強の家事・育児負担をお願いしていたら、日に日に、夫が疲弊をしてくるのが分かりました。妻の疲弊の問題の次は、夫への仕事と家事育児負担の増大による疲弊が問題になります。

基本的に、子育ては夫婦の2人のチームで行うこと自体が無理なことなのです。子育ては、もっと大きなチームで行うべきです。

私は、そのチームは今は企業が社員に提供するべきものであると提案します。